2023-07-16
こんにちは。
ここ数日、酷暑といっていいくらいじっとしているだけでも汗が出てくる気温です。
都内でもノーネクタイ、ノージャケットの方が多く見受けられ、服装が簡素化されるクールビズの季節になりました。
クールビズとは環境省が2005年に掲げた環境対策を目的とした衣服の軽装化を推奨するもので、導入から今年で18年が経ち、ほぼ全ての企業が採用している印象です。
企業の社風によって若干の幅はありますが一般的にノーネクタイ、ノージャケットは勿論、半袖ワイシャツ、半袖ポロシャツ共に「襟のついたもの」になります。
襟はいくつかデザインがありますが、通常のレギュラータイプか、おさまりが悪いと思われるようでしたら襟の端にボタンが付いているボタンダウンタイプのもの。
色目はホワイト、ブルー系、ピンク系ではっきりとした色より淡いものの方がパンツにも合わせやすく、爽やかで清潔感も上がるので最適といえます。
ブランドアイコンや刺繍でデザインが入っているものはカジュアルになり過ぎ、遊びに行く格好に近くなる為、デザイン等のない無地を選ぶ事をお勧めします。
パンツはスラックスかチノパンのような無地系で、季節柄重い色は避けて中間色のグレー、ネイビー、ベージュで落ち着かせて上着とバランスをとるといいと思います。
その他、ジャケットを着ないので物を収納できない分、シャツの胸ポケットやスラックスのポケットに物を詰め込んでいる方がおりますが、生地のよれやシルエット崩れの原因になりだらしなく見えてしまうので、物が多い場合は手提げのビジネスバッグを持って全体的にスマートな印象になるように心がけましょう。
クールビズ以前からワイシャツ、ポロシャツ生地は一般的に綿(コットン)のものが主流でした。
綿は通年通して使用でき、夏場は汗をよく吸い通気性がいいという特徴を持った素材ですが、汗じみで変色したり、アイロンが必要なのでクリーニングに出したり、意外と扱いに手間がかかる素材です。
クールビズ時期はジャケットを着ない為、汗じみが目立たなくアクティブに動いても快適且つ扱いが楽な生地が最適という訳で、スポーツやアウトドアでも使われるポリエステルやポリウレタンなどの化学繊維を使用した生地がワイシャツやスラックスでも使わる様になっています。
ポリエステルは人工的に作られた素材で綿に比べると摩耗に強く硬い素材なので元に戻ろうとする力が強い為、ご家庭で洗濯しても縮みや型崩れが起きにくく、シワにならずノーアイロンで着用できるので手間がかかりません。
ポリエステル自体に伸縮性がある訳ではありませんが、生地にしていく過程で形状が網目になる事でストレッチ性が出ます。
また、ポリウレタンはゴムのような要素がありそれ自体にストレッチ性があるので、ポリエステル同様にポリウレタン混合のものも可動域が広くなり、細身のサイズ感でもストレスを感じる事なく着用できます。
構造上、生地の中に水分が入りづらい為、水や汗が生地に触れても拡散されて蒸発するのですぐに乾きます。
また吸水性が低いので汗シミや変色をする事もなく、肌に張り付いてベタベタする事もないので快適です。
と、様々な機能が備わっているポリエステル、ポリウレタン混合生地は高温多湿の季節に最適といえます。毎日必要な物と考えると、できるだけ手間をかけずに使用できる素材はありがたいです。
まだお持ちでないようでしたらワイシャツ、スラックスでポリエステル素材を使ったものを一度お試し下さい。
以上、クールビズにおける最適な「服装について」「素材について」お話いたしました。
クールビズ時期はビジネスに合わせた服装・色合わせ・素材の選択をして暑い夏を乗り切りたいですね。
また、上記でお話した要素と同等に大事な事は「ご自身のサイズに合っているか」
せっかく選んだ商品でも上下のサイズが体に合っていなければ、だらしない恰好をしている人になってしまいす。
サイズ感は適度に太すぎず細すぎずメリハリのあるサイズ感のものをお選び下さい。
当店はクールビズスタイルのアイテムであるワイシャツは勿論、ポロシャツも半袖、長袖どちらもオーダーを承っております。
先ほどご紹介したポリエステル、ポリウレタン、綿や麻まで適正素材を多様にご用意し、色の組み合わせやサイズ感のアドバイスまでオーダースーツで培った経験を元に用途に応じてご提案致します。
お困りごとや、わからない事がありましたら下記URLよりお気軽にお問合せ下さい。
皆様のご利用をお待ちいたしております。